輸入車は左ハンドルのほうが高く売れる

はい、そうです。輸入車の場合、右ハンドル車より左ハンドルの車のほうが高く売れます。

市場での需要が理由ですが、主な理由は2つあります。

ひとつは、輸入車を購入する人は実用性よりも嗜好性を重視して買う人が多いということ。例えば、「青春時代に見た外国の映画にでてきた○○にあこがれていて、ついに念願を果たして買った」というような理由です。

そのようなお客さんは、輸入車へのあこがれやイメージが購入動機となっておりますので、当然、その自動車の本国での仕様の車に乗りたいと思います。日本の交通事情を配慮してカスタマイズした右ハンドル車に乗ろうとは思わないでしょう。

輸入車をステータスシンボル的な意味で購入する層にとっては、他の人から輸入車に乗っていることがわかられるということが重要ですので、人目で輸入車とわかる左ハンドル車の人気は強いのです。

もうひとつは、再度海外の市場で売るためです。日本は左側通行なので右ハンドル車が大半ですが、世界の大半の国々は右側通行なので左ハンドル車のほうがメジャーですし、売れやすいのです。

ちなみに、日本と同じように左側通行を採用している国は、日本のほかにはイギリス、インド、オーストラリア、タイ、マレーシア、シンガポールとアフリカ諸国の1部です。

残りの国々は右側通行となっています。

海外で運転される方はくれぐれもご注意ください。このように交通ルールが日本とは違ううえに、道路の状態や信号など交通インフラの整備状況が大きく日本とは違います。

横断歩道が整備されていないようなところも多く、歩行者がどこからわたってくるかわからないような国もあります。

交通事故を起こしたときの警察の対応も日本とは大きく違います。ある程度、海外での生活に慣れてから運転するようにしましょう。

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